紅葉の撮り方をまとめてみました。【演出編】
こんにちは inoc です。
紅葉の撮り方を3回に分けてお送りします。
今回は、撮り方を工夫したり、ひと手間かけてよりオリジナリティを目指す方法について書きます。
〇演出
手で持つ
葉っぱを手で持ってマクロで撮りました。手があることで人の温もりを感じる一枚になりました。背景も暖かい色合いになる場所を選んでぼかしています。仕上げもソフトフォーカスにして柔らかい印象に。
立たせる
落ち葉をお借りして地面や植え込みの上に立たせて撮りました。周りに他の葉がないので一枚だけを引き立てることができます。
クモの糸にぶら下がった枯れ葉
落ち葉がクモの糸に引っかかってぶら下がり、空中に浮いているかのように見えます。
シルエット
日差しが強い日にもみじの影が白壁に映っていました。
窓枠効果
室内から外を眺めて、あえて窓枠をアンダーで入れることで、鮮やかさを強調しました。
オールドレンズでフレア入れる
オールドレンズは逆光耐性が弱くて、フレアが出やすく、これが楽しみでもあります。
これはHelios 44-2 58mm f2.0 で撮りました。
いつでも撮れるわけでもなく、かなり運まかせです。光が入ってくる角度や強さが重要で、夕方の西日のころが出やすいです。
スマホフレーム
苦労して撮った割にはそれほどいけてないですが。。。
スマホの画面が反射するので、意外と難しい。さらに何度も試行錯誤して撮っているうちに画面が暗くなり、またやりなおし。
現物の葉っぱの大きさと、スマホ写真の葉っぱの大きさを揃えたほうが面白かったと思い反省。
ぐるっと回す 名古屋撮り
あたりが暗くなってきた時におすすめ。シャッタースピードを遅くして、中心になる葉にピントをあわせ、真ん中の軸がぶれないようにカメラ本体を回転させます。それほど大きく回転させる必要はなく、45度から60度くらいで十分。この場合はシャッタースピード1/13秒です。中心の軸を外さないように何度も回しました。
もっと暗くなった時は、フラッシュを使って、先幕シンクロで中央の画像を固定させ、周りをぶらします。
ライトアップ
夜にライトアップされた紅葉は、暗闇に映える赤がより幻想的でいいですね。目で見ると綺麗なのですが、光が当たりすぎると写真では赤が白っぽくなってなってしまいます。枝も浮き上がって見えるので、陰影がきれいに出るようなアングルを探しました。
首都圏紅葉のライトアップが人気の場所
- 長瀞「月の石もみじ公園」
- 六義園
- 長谷寺
上の写真は2枚とも長瀞です。ここは木が高いためライトの光がまんべんなく行きわたり、赤い色がきれいに出てよかったです。(2011年当時の情報です)
自前でライトアップ
クリスマス時期になるとダイソーなどで簡易イルミネーションライトを売っています。これをジャムの空き瓶に入れてライトアップするとなんとなくほんわかな絵になりました。
これは実際はもっと明るめに撮れましたが、光った部分が目立つようにあとで暗めに現像しています。
以上、まだまだこれからも研究を重ね精進していきたいと思います。
最後までご覧いただきありがとうございます。
具体的な撮影場所や撮り方など、コメントいただければわかる限りでお答えします。